たまごビル健康講座                       平成26年6月14日
   具体的な救急法を身につける
  
     講師 関西学生BLS協会(KIBA)  
 「関西学生BLS協会」(KIBA)は関西に所在する大学・専門学校の医学生・歯学生・看護学生で組織する学生団体です。

BLSとは一次救命処置(Basic Life Support)の事です。病院に運ばれる前の数分間に行われる一次救命処置が命を救う大切な時間です。「命の大切さ」、「助け合うことの大切さ」といったメッセージを社会に発信し、命の教育、心肺蘇生教育を通して明るい社会作りに貢献することを目的に活動している医療系学生団体です。


【石垣 邦彦 院長】
ROB療法(内臓調整)で健康になった方々は、助けてもらうのではなく、今度は人を助けるために、救急法を学んで、社会に貢献して頂きたい。
 
 
【関西学生BLS協会】

第一部心肺蘇生法とAED
 
 


一年間で6万人が心臓突然死で亡くなっています。交通事故死が多いと言われていますが、
年間5千人未満であることを考えると、心臓突然死は非常に多く他人ごととは言えません。

人が倒れていた時行うことは
 (1) 119番通報、AEDの要請
 (2) 胸骨圧迫(心臓マッサージ)
 (3) AED
です。

 
 

 救急の場合、一番大切なことは胸骨圧迫による心臓マッサージです。
周りの人に通報とAEDを持ってくるよう要請し、胸骨圧迫による心臓マッサージを行い、AEDと救急隊を待ちます。

心臓突然死が起こる場合、心臓が痙攣していること(心室細動)が多く、この時AEDで電流を流して、心臓の動きを正常に戻すことが大切です。電気ショックは早ければ早いほど救命率が上がりますので、その場に居合わせた人たちがAEDを使えるようになることが大切です。AEDは機械が手順を教えてくれますので、誰でも簡単に使えます。
 
 
 
胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行うことで救命率は2倍に上がり、AEDを使うことでも2倍に上がり、合計救命率が4倍に上がります。
 
 
 
胸骨圧迫 : 胸の真ん中を、1分に100回以上、5cm沈むほど 押す。

AED : 電源を入れて機械の指示に従います。ショックボタンを押す前には、みんなが傷病者から離れるよう指示を出します。電気ショック後、胸骨圧迫をすぐに再開し、救急隊に引き継ぎます。
 
 
 
 

 
皆さんの少しの勇気で、救える命が有ります。ぜひ、実践しましょう。

第二部 窒息の対処方法

 
 
 
 
自分が窒息した時、首の前で手をクロスさせ、窒息していることを知らせる。

窒息している人を見たら、声をかけ、咳を促します。
意識が有る場合は、通報を依頼して、のどに詰まった物を吐き出させる処置をします。


 

意識を失ってしまった場合は人工呼吸と胸骨圧迫をします。

 
 
 
 
 
胸骨圧迫、人工呼吸などやってみると大変でした。これらのことを一人で救急隊が来るまで続けるのは大変です。周りの人と協力し合い、交代してすることが大切です。
人助けは大事なことです。しかし、体に負担がかかります。みんなで協力することが大切だと思います。