8月度 生きる力をつける講座                      平成28年8月6日      



 生きる力をつける講座 

  
  悩み多く、思わぬところに落とし穴のある人生をどう乗り切るか、
    その落とし穴の解決方法を考え 「生きる力」を身につけていただきます。


     [上腹部の柔軟性] は生きぬく・死にゆく力をつける


    
ROB治療と現代医学
     
     管理栄養士として50年。我が症例を考える

               
体験発表 福山 悦子 さん
        
      
講師    たまごビル 院長
           石垣ROB療法研究所 理事長

                石垣 邦彦 先生
 
 
たまごビルの理念は「人は楽しむために生まれてきた」ということです。
楽しむことの社会的役割分担は仕事です。仕事は誉と誇りあるものです。

たまごビルは医療の分野から、病気にならず楽しく生きるため予防の大切さ、「からだ」の
「しくみ」を活かした食べ方教育を行っています。
そして、0歳児からの食べ方教育を目指し平成29年4月からたまご保育園の開園を予定しています。



【現代医学とたまご理論の違い】
     

病気は原因があり、結果として症状が出てきます。
現代医学は結果としての個々の症状を治療するため様々なクスリを使います。
そしてクスリを永く使うと副作用で新たな症状が出ます。

また、クスリによる無理な血圧や血糖値の下げ過ぎによる弊害が出てきます。
そのため、また治療のためのクスリが出てきて、ますます危険な状態になっていきます。

たまご理論は病気の原因(川上の汚れ)を取り除くことで、健康な「からだ」に戻していこうとする療法です



 


 
福山悦子さんの健康体の図

   

たまご理論では、元々の健康なからだの状態を知り、健康なからだの状態に近づけていくことで、
様々な症状の原因を取り除いて健康に近づけていく療法です。
特に重要なのが上腹部の柔軟度です。



 【現代医学でも予防に注目しています】


    

東京大学の大内先生、秋下先生は健康状態から、加齢などで要支援・要介護になる危険が高い
虚弱(Frailty)状態へ変化していくと考えます。
その後要支援・要介護状態になっていきますが、そうならないように健康な寿命の方へ
戻していくことが大切と考えます。しかし、具体的な方法は、未だありません。


        



            

京都大学の大内先生は、年齢やいろいろな要因で病気を発症する「発症前期」をとらえ、
発症の遅延・防止を行う先制医療を提唱されています。こちらも、具体的な方法は未だありません。

   


 【福山さんが、なぜ病気になったのか その病気に至るときの状況】

        

      

 
 福山さんは、戦争中の体験から死とのたたかいや空腹のストレスなど緊張した生活と、
完璧主義・人に負けたくないとの頑張り過ぎ、そして責任感から仕事中毒のような過労が続く人生でした。

福山悦子さんの病気
   @ 高血圧・不整脈(心臓ペースメーカー)
  A 副甲状腺腫・腎結石
  B サルコイドーシス
  C 両膝関節炎

【ROB治療によっての改善】

○ 高血圧・不整脈(心臓ペースメーカー)

  無理をして研修に参加し論文を作成しているとき、血圧が190から下がらず、
  一生血圧降下剤を飲まなければならないと言われ、40年以上飲み続けていました。
  その後、不整脈を発生し、いつ心臓が止まるか心配な状態で、よく救急車で運ばれました。
  心臓ペースメーカを埋め込んでいます。

 ROB治療によっての改善
  末梢・脳循環改善薬、 ARBアンジオテンシン阻害薬(血圧降下薬)を止めることができた。
  しかも、クスリを止めても血圧が正常値となる。

○ 副甲状腺腫・腎結石
  膀胱炎が続いていました。高熱がでて、病院に勤めていましたのですぐ入院もしました。
  治っても、すぐ再発する状態でした。精密検査で副甲状腺の一つが腫れていて、「背骨が溶け
  てしまう、すぐ手術」と言われました。しかし、危険な手術なので、手術を拒否しました。
  そのため、副作用の強いボナロンというクスリを使っていました。
  ボナロンは消化管に障害を起こす事があり、食道に穴をあけることもある危険なクスリです。

 
ROB治療によっての改善
  ボナロンを止めることができた。くすりを止めても体調を維持できています。
  ボナロン(アレンドロン酸ナトリウム水和物)の副作用を防げました。

○ サルコイドーシス
  サルコイドーシス(sarcoidosis)というのは、ラテン語で「肉のようなものができる病気」
  という意味です。  
  目に見える大きさのものから顕微鏡でやっと見えるようなものまで、大小様々な
  「肉のかたまりのような」組織ができる病気です。
  眼におこった場合の多くは「ブドウ膜炎」です。霧がかかった
  ようにぼやけたり、視野の中を黒い点が動いたりします。
  福山さんの場合は、黒い雨が降ってきたように見えました。しかし、いくら振り払っても
  黒い雨粒が降ったように見えます。医師からは「大変な病気で失明する」と言われ、ステロイドを
  処方されました。2年間治療しましたが、ステロイドを飲むと体に悪いことが分かりました。
  それほどしても目の前に黒い点などが残っていました。

 ROB治療によっての改善
   福山さんは目の病気と思って目の治療を受けていましたが、実際は体全体の病気でした。
   ROB治療で、目の前の黒い雨粒もなくなってきました。目のかすみがとれてきました。
  涙目が手術をしなくても改善。目の疲れも無くなってきました。
   
○ 両膝関節炎
  論文の作成などで、無理な姿勢が続き、猫背になっていました。猫背で膝を曲げ、
  長く歩くことができず、病院でも歩けず仕事に支障も出ていました。

 
ROB治療によっての改善
   膝の治療を一切しないで改善しました。上腹部がカチカチの状態でしたがROB治療で
   上腹部を柔らかくしたところ、初診の日タクシーで来たが、治療後はスタスタ歩いて帰れた。

○ その他の症状の改善
   めまい・こむら返りがなくなった。
   3か月で身長が5cm伸びた
   便秘がなくなってきた

  
介護と病気の予防ができる 「からだ」の「しくみ」
        「上腹部の柔軟度」が「生老病死」を左右する


   

  上腹部の柔軟性(お腹が柔らかくなる)が出てくると横隔膜が大きく動き、
  内臓の動きが活発になり、循環が良くなります。また、横隔膜の動きで肺が
  大きく動き、長く深い呼吸が出来るようになります。

 

   
     

  お腹が柔らかくなると、身体の中心に力がかかるようになり、背中が伸び、身体の重心が
  安定します。
  お腹が柔らかくなると、腹腔神経叢が刺激され、自律神経が安定するため、
  心が落ち着き、ストレスが解消され無茶食いやけ食いがなくなります。



 上腹部の柔軟性測定
 
  
 名古屋大学・名古屋市立大学との協同研究で、上腹部の柔軟性を測定しています。
 福山さんのお腹が、迷走神経反射後、柔らかくなっているのが分かります。
 (グラフは上が安静時、下が迷走神経反射後。
  グラフの右はお腹を押した結果。横軸がお腹が凹んだ距離、縦軸が押さえた強さです。
  おなかが同じように凹んでいますが、押した強さが小さいこと=おなかが柔らかくなっている)



 
福山さんの体験談

 生まれた時の環境(戦争中)や人に負けたくないとの性格から、頑張り過ぎ、無理のし過ぎでした。
その結果高血圧や、突然起こる発熱などに悩まされ続けました。

血圧降下剤を40年以上も飲み続けていました。
ついに不整脈がおこり、いつ倒れても、死んでもおかしくない状態になり、いつも救急車で病院に
運ばれていました。
膀胱炎が何度も再発し、副甲状腺腫を発症しました。危険な手術は拒否しましたが、副作用の
強いクスリを飲んでいました。

そして、突然目の前に黒い雨粒が見えるようになり、医師から「失明の危険がある」と言われました。
そして強いステロイド治療を受けました。
背中が曲がり、膝を曲げても、歩くことが困難になり、いつ倒れるか、完全介護になるかのところでした。

ところがタクシーでたまごビルに行ったとき、初診でお腹を柔らかくしてもらったところ、膝や腰の
治療は一切なしで、スタスタと歩いて帰ることが出来ました。びっくりしました。

満身創痍の状態で、歩くことも困難で、いつ倒れても不思議でない状態だったのに、
まるで奇跡が起こったように元気になりました。
スタスタと歩くことが出来、クスリを飲まなくても血圧が正常値になり、不整脈も出ません。
突然の発熱もありません。こむら返りや、便秘も解消しました。
不思議なことに80歳を超えているのに身長が5cm伸びていました。

管理栄養士として病院に勤め、医学分野の先端にいながら、言われるままにクスリを飲み続け、
病気がどんどん悪くなり、倒れる寸前でした。

症状ごとに様々なクスリを飲み続ける事がいかに危険で、病気も治らないことを教えられました。

お腹を整え、食ベ方に注意し、生活習慣を改める事こそが病気にならない「からだ」をつくることだと
教えられました。
いまだに信じられませんが、自分のからだに起こったことです。
感謝して、人生を楽しみます。

          


   
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