たまごビル健康講座   平成16年2月14日



 
 2月度 演題 
  
  突然死を防ぐ 
        

 
講師 たまごビル 院長 石垣 邦彦 先生



  


突然死とはどのようなものなのか、と言う事から始まりました。


  突然死
    @ 心臓の病(70%)
        狭心症、心筋梗塞、不整脈、心室細動

    A 脳の病(10%)
        脳出血、脳梗塞、くも膜下出血

    B 呼吸器の病(20%)
        ぜんそく、睡眠時無呼吸症候群

   たまご理論を応用し、対策を考える




突然死の70%は心臓の病であり、その内80%が「虚血性心疾患」です。
この虚血性心疾患は、心臓が動く為に必要な血液が不足して、心臓が動かなくなる物です。

又、心室細動とは、心臓が小刻みに痙攣を起こす為、血液が送られなくなり心肺停止に至るものです。
この病気は特殊な電気ショックを与えなければ10分ほどで死亡する恐ろしい病気です。
しかし、医師法により一般の人は使用できない為、多くの人命が失われています。
 (現在はAED  自動体外式除細動器の使用が出来るようになり、たまごビルも普及活動をしています)

ここで、恐ろしい数値が石垣院長から紹介されました。

信じられない事ですが、心肺停止で病院に運ばれた人は9万人ですが、生存した人は
2%の1800人との事です。
つまり心肺停止になったら、98%死亡しているのです。

また、突然死は寝ている時と、起きてから2時間以内が一番多いのです。
これは体の循環機能が弱っているからです。

 

そこで必要なのは、心肺停止にならない体を作らなければならないという事です。

現在の医療では、原因が分らない症状には薬を使い、治らなければますます強い薬を処方しています。

薬は必要なものですが、使い過ぎると体を弱め、害になります。
出来るだけ薬を減らすには、原因をしっかり見極めて健康体に近づける事です。

病気を治すのは難しい事ですが、自分の体が健康かどうか、また、健康体に近づいているかは、分りやすい事です。

たまご理論による、健康体の3原則、

   頭部と足先の温度差  腹部の形態と腹部の温度分布 立位での姿勢

 をしっかり見極め、自分の体を管理して行く事です。