たまごビル健康講座   平成16年4月10日



 
 4月度 演題 
  
  内臓の動きと人体力学 
        

 
講師 たまごビル 院長 石垣 邦彦 先生





YBさんは頚椎ヘルニヤで、首に激しい痛みと、左肩から、手の痺れ、呼吸が出来にくく、食事もとれない状態になり、大学病院で手術をする事になっていました。

しかし、手術をすると、寝たきりになる可能性があり、痛みは一時的に取れても、再発し、痺れは残るとの事でした。

このとき、石垣先生を紹介され、ROB治療を行ったところ、手足が温まり、みぞおち部分が柔らかくなり、背中も伸び、左肩から手足の痺れや、首の痛みもとれ、仕事に復帰できました。

 なぜ、手術をしないで頚椎ヘルニヤが治ったのか。石垣院長から、世界で初めて「内臓の動きと人体力学」について解説がありました。





左の写真は正姿勢を示す石垣院長。

正姿勢はゆるくS字型をえがく姿勢で、バランスがとれ、本来、体や手足を動かすのに一番楽な姿勢であり、身体に、無理がかからない姿勢です。














(写真左) 治療中のある患者さん。まだ内臓の動きが十分でないため正姿勢がとれない。

(写真中央) 上腹部はまだ硬く押すと痛みを感じる。

(写真右) 手は写真のように上まで上がらない。上腹部の動きが悪いと手足がよく動かない事がわかる。







(写真左) 患者さんの治療前の姿勢。

(写真中央) 前かがみでひざを曲げた姿勢では、上腹部が柔らかくなり、押しても痛まない。

(写真右) 手も自由に上まで上がっている。



内臓の動きが悪いため上腹部は硬く、体は自由に動かせません。
この為、上体をかがめ、ひざを曲げてかばっています。

この悪い姿勢では上腹部が柔らかくなり、体は自由に動けますが、この無理な姿勢を、
長期間続けたため、腰痛が起こったのです。

ROB治療で、内臓の動きを良くし、上腹部が柔らかくなれば、正姿勢が出来ます。
自然な姿勢で、身体に無理がかからなくなります。

原因が無くなる為、頚椎ヘルニヤや腰痛、股関節変形や、膝痛、外反母趾まで、痛みがとれ、治ってきます。

ROB治療で、内臓の動きを良くすれば、姿勢が良くなり、様々な痛みが取れてきます。
これがたまご理論による、内臓の動きと人体力学です。