たまごビル健康講座   平成17年7月9日



7月度 演題 
 
陣痛促進剤による被害を考える

 発表者 医療情報の公開・開示を求める市民の会
     事務局長 勝村 久司 様    

     講師 たまごビル院長 石垣 邦彦 先生
       






【石垣 邦彦先生】 
 医療事故は、なぜ起こり、なぜ無くならないのか。それは人間の持つ過去からの(38億年)経験を活かさず、薬に頼るからです。病気や、検査の数値ばかりを診て、対症療法をしているからです。

健康体を知り、身体を健康体に近づけて行けば良いのです。石垣療法の内臓活性化を行うと、消化管の動きが良くなり、循環や、呼吸が良くなり、免疫力が強くなり、病気を良くしてしまうのです。






【勝村 久司さん】
 日本の病院で生まれる赤ちゃんは、火曜日の午後2時頃が一番多くなっています。
これは病院の人件費を減らすために、不必要なクスリを使っている証拠です。

勝村さんご夫婦の赤ちゃんは、この不必要なクスリによる事故で死んでしまいました。
自然分娩を希望する奥さんに、「念のため」と嘘を言って入院させ、「子宮口を柔らかくする薬」と言って陣痛促進剤を飲ませました。

子宮口が開いていないのに過強な陣痛が起こり、子供を守ろうと必死で頑張っている母親の子宮が赤ちゃんを締め付け、窒息させたのです。陣痛促進剤とは子宮を収縮させる薬なのです。

夜間や休日などの出産を避ける為だけに、陣痛促進剤が母親に知らされる事無く、日常的に使用されていたのです。また、もう1つの重大な問題点は、情報の隠匿です。

陣痛促進剤は事故が多く、危険な薬という事が分かった時、産婦人科の医師にだけ小冊子が配布され、陣痛促進剤の使用量を正規の使用量の半分以下にするよう知らされたのです。

本来は薬に添付される文章の中の使用量を訂正すべきですが、ミスを隠し表ざたにしない為公表されず、外部に知らされる事の無い小冊子が、産婦人科医にだけ配られたのです。

陣痛促進剤は人により感受性が200倍にもなります。
しかし、この事が知らされていないのです。
陣痛促進剤を多くの人に同じ様に飲ますと、一定の割合で、子宮が過剰に収縮してしまう人がでます。
この為、我慢が足りないとか、なぜその人だけが大騒ぎをするのかと、逆に母親のせいにされてしまうのです。子宮口が開いていないのに、無理やり子宮が収縮するので、赤ちゃんが窒息したり、子宮破裂を起こします。

医療事故が起こっても病院が認めず、カルテの開示もありませんでした。この為裁判を起こしました。裁判に勝訴した時、病院側は全て終わった事にして、改善もせず、話し合いにも応じませんでした。

この事件のときは、内部告発から医師が逮捕され、大きく報道された為、改善や、情報の公開がなされました。今では、改善されつつありますが、今後も医療事故を防ぐ為、情報の公開や、市民による監査を行っています。