たまごビル健康講座   平成19年4月14日



4月度 演題 
 
自律神経をコントロールする方法

      講師  たまごビル院長 石垣邦彦 先生





【たまごビル院長 石垣 邦彦 先生】
 今月は自律神経について講座と体操の指導がありました。
頭がふらふらする、めまいがする、動悸、倦怠感などで病院へ行って
検査しても、何も異常が見つからない事があります。原因は疲れや
ストレスと言われ、はっきりしません。治療方法は確立されていない為
なかなか直りません。自律神経失調症です。

 自律神経は、環境に合わせる為自動的に身体の機能を切り替える
神経系です。この自律神経のコントロールがうまく働かないと、様々な
異常が起こってきます。



現在の社会の環境(夜でも明るい照明、不規則な睡眠や食事、
強いストレスなど)で生活のリズムが狂ってしまうのです。

自律神経には、活動するとき(昼)に働く交感神経系と、休息や
栄養補給(夜)の為の副交感神経系が有ります。注意したいことは
胃や腸などの働きは副交感神経系で促進される事です。



したがって、運動している時や、ストレスと戦っている時は、交感神経が
活発に働く為、消化管は、働きにくくなっている事です。
非常に疲れると、人は無性に食べたくなり、大食いをしてしまいます。
これは身体が休息したい為にしているのです。食べると消化管が
働こうとし、副交感神経系へ切り替える事を願っているのです。

しかし、副作用があります。食べ過ぎると、消化不良から消化管などを
痛め内臓の働きを悪くしてしまいます。

たまごビルを訪れる患者さんは、病院では異常なしですが、たまご理論の
健康体から見ると、異常が簡単に見つかります。

健康体の三大特徴
(1)頭部と足先の温度差
   「健康体」の場合、頭部が足先より役1度から
    3度高い範囲である
(2)腹部の形態と腹部の温度分布
   「健康体」の場合、立位で上腹部が下腹部より
    少し低く手で圧迫しても圧痛はなく、しこり
    もなく、その圧迫をとくとすぐに元に復する
    柔軟性があり適度な緊張がある。また、腹部
    全体は温かくほぼ同一温度である。
(3)立位での姿勢
   「健康体」の場合、正面からみると脊柱は
    正中線上でまっすぐであり、側面からみると
    生理的に適正なS字状の湾曲を保ち、人体の
    各部に余分な緊張と力の過剰な負担がない

    

を知ることです。なにか変化があれば、健康な状態へ戻して行くことで、
病気を防ぎ、健康状態を維持して行きます。内臓の弱り、動きが悪くなる
ことが多くの病気の根本原因です。

自律神経失調症も、内臓の働きを良くすれば身体の正しいリズムを
取り戻し正常に戻って行きます。たまご理論の
ROB治療により、自律神経
も正常に働くようになります。

 内臓の働きを守るには、消化管の働きをよくする事であり、
副交感神経系に切り替える必要があります。
これは、休息をとる事であり、食後は運動やストレスを避けることです。

 自律神経を正常に戻すため、ストレスをさけ、身体をリラックスさせる
体操の指導がありました。仰向けに寝た状態で、身体を緊張させ、
一気に緊張を解く方法で、身体をリラックスさせます。
寝る前などに行うと、よく眠れ、気分もスッキリし、精神的にも
安定する様になります。