たまごビル健康講座   平成13年2月10日




肺 炎

 八尾徳洲会総合病院 呼吸器内科   顧問 古瀬 清行 先生

たまご理論による肺炎の予防 内臓の働きと呼吸のしくみ

         たまごビル 院長     石垣 邦彦 先生


第一部 肺 炎

  古瀬先生はコンピュータを使って、肺炎を
判りやすく説明されました。
 
 肺炎は、衛生環境が良くなったのと、抗生物質
の普及で、減少していましたが、近年、死因の
第4位まで増加してきました。

その原因は高齢化とともに、合併症の有る高齢者
が肺炎に罹りやすく、死亡率が高いからです。

発病は、冬、早春に多く、カゼ、インフルエンザ
などから、続発することが多いとの事です。

治療は抗生物質が中心です。大切なことは、医師
の指示を守って、かってに薬を中止しない事です。
生活上では、安静にし、保温・保湿につとめ、消化
の良いものをとって下さい。高齢化にしたがい、肺炎
に罹りやすくなるので、カゼをひかないよう注意しましょう。


    
        古瀬先生に感謝の花束進呈

        古瀬 清行 先生



第二部 たまご理論による肺炎の予防
      内臓の働きと呼吸のしくみ


   健康を維持し病気を予防するには、健康状態
 を充分理解する事が大切です。
 健康状態とは、
(1)頭部と足先の温度差
   「健康体」の場合、頭部が足先より役1度から
    3度高い範囲である
(2)腹部の形態と腹部の温度分布
   「健康体」の場合、立位で上腹部が下腹部より
    少し低く手で圧迫しても圧痛はなく、しこり
    もなく、その圧迫をとくとすぐに元に復する
    柔軟性があり適度な緊張がある。また、腹部
    全体は温かくほぼ同一温度である。
 
 たまご療法でROB治療と生活養生法を実行
 すると、内臓の働きが良くなり、上腹部が柔らかく
 なり、内臓の上に有る呼吸筋の横隔膜が大きく
 動けるようになります。

 横隔膜が下がると、肺がふくらみ、大きく息が
 入るようになります。
 また横隔膜が上がることで肺の空気を押し出し
 ます。横隔膜が大きく動けると、肺が大きく動き、
 呼吸がスムーズになり、肺の部分の血液循環
 がよくなり、血液そのものが持つ治癒力と
 免疫力が最大限活かされます。
 鼻呼吸も楽に出きるようになります。

 カゼをひきにくくなり、カゼになってもすぐ治る
 ようになります。その結果、確実な肺炎の予防に
 なります。また、吉井さんが、肺がんと共生
 しながら、社会復帰ができたのも、田浦さんが
 30年来のアレルギー性鼻炎や喘息が 治った
 のも、藤本さんの睡眠時無呼吸障害がよくなった
 のも、この原理に基づいたたまご療法の結果です。


   2月誕生日の患者さんに石垣院長から
  お祝いが手渡されました。



      石垣 邦彦 院長

      呼吸筋の横隔膜の説明



      司会進行のAさん