たまごビル健康講座   平成13年4月14日




第1部 歯 周 病

   池田クリニック副院長 (歯科医師) 河村 啓司先生

第2部 たまご理論による、
      よく噛む事と内臓の働きと健康

 
   たまごビル 院長            石垣 邦彦 先生


第1部 歯 周 病

  河村先生にはコンピュータを使い、絵や写真で、わかりやすく説明して頂きました。口の中の細菌が増え、集まると、ヌルヌルした物ができます。これらの細菌は歯にくっ付き、歯茎から骨に侵入します。

また、細菌が分解した物を飲み込んでしまう為、感染症や、全身の疾患を引き起こすとされています。

また、私たちが食事をした後歯を磨かないと、口の中に食べ物のカスが残り、徐々に腐っていきます。
それを、次の食事の時に一緒に食べてしまう事になります。

歯周病を防ぐのに大切な事は、正しく歯を磨くことです。歯と歯茎の際や、歯と歯の間に正しく歯ブラシを当て、しっかりと磨く事。歯間ブラシも使いましょう。歯垢も取って貰いましょう。

歯も道具です。大事にいたわってやる事が大切です。全身の健康は、口の健康から始まります。口は消化管の始まりですから。



河村 啓司 先生
 
第2部 たまご理論による、
     よく噛む事と内臓の働きと健康

              
 よく噛まない、また噛めないと胃腸の弱りから消化不良を起こ
し、消化管の運動機能を弱らせます。消化管の運動機能が弱
まると次のような事が起こってきます。

(1)化学的悪影響 胃腸内で異常発酵が起こり、軟便・下痢・
  便秘になります。便の悪臭が強くなります。硫化水素、アン
  モニア(肝臓障害)、ヒスタミン(アレルギー疾患)、インドー
  ル、フェノール、ニトロ ソアミン(各種ガン・老化)等その他
  の毒素が発生します。
  その為酸化とともに身体のすみずみまで障害が起こります
  。良く噛み、消化吸収を良くし、胃腸内の異常発酵を抑える
  と、いろいろな病気が治り、予防もできます

(2)力学的不安定 内臓の動きが悪くなり、上腹部が固くなり
  ます。そのため、体の重心が上がり、不安定になります。
  体は無意識に重心を下げようと働き、4種8方向もの体の
  ズレを起こします。関係ないように思われる、外反母趾や、
  変形性膝関節炎、股関節炎、腰椎ヘルニア、頚椎症など
  の原因にもなっています。ROB治療を行って、消化管の
  働きが活性化すると、体の重心が下がり、姿勢が良くなり、
  体のズレが無くなり、これらの整形外科的疾患も良くなって
  きます。

(3)循環不全内臓の弱りから血液と体液の循環不全を引き起こ
  します。高血圧、脳卒中、狭心症などの主な原因になりま
  す。

(4)自律神経不安定 内臓をコントロールしている自律神経が
  不安定になります。

(5)呼吸不全 横隔膜の動きが悪くなるため呼吸が浅くなりま
  す。 

以上の主な5大原因による長年月の積み重ねで病の殆んど
が起こっています。従って、ROB治療を受け、良く噛み、
消化管を丈夫にし、内臓を活性化する事で、殆んど全ての
病を癒す事が出来るのです。



石垣 邦彦 院長